さあ、俺と秘密をはじめよう
ダイニングテーブルに作った料理を置き、
チャイルドチェアーを用意する。
「「「「いただきます」」」」
「いちゃだきまちゅ」
座っている場所は、5か所で
右側の席は左から順番に俺、文東さんで
左側の席は左から順番に諸星さん、樹希、八嶋さんだ。
諸星さんが樹希の世話をしたい(食べさせてあげたい)とのことで樹希を諸星さんの隣にしたわけだが・・・
兄的心情ではとても心配で不安である。
「はーい。樹希、あーん」
「あーん」
樹希用に作ったごはんを諸星さんはスプーンで掬い、それを樹希の口へと持っていき食べさせる。
「どうだ?美味しいか?」
「おいちー」
樹希の反応もOKだった。
良かった…おいしく出来ていたようだ。
「これ全部1人で作ったの?」
「はい」
すげーと感心する文東さん。
八嶋さんも天才とかなんとか言っている。
正直、こういう風に反応されるとなんだかとても照れてしまう。