私と彼と先生
「千佳〜!
グラス足りないから持ってきて〜!」




のれんの外で直樹さんの声が聞こえた。




グラスと食器は全部洗っちゃって、あとは調理器具だけが残ってる状態になっていた。




最初はどうなるかと思ったけど、やればできるじゃん!




出来栄えにニンマリする私。




「お〜!!すげーきれいだ!

千佳ちゃんありがとう!!」



キッチンに入ってきた柴崎さんの感激ぶりにまたニンマリ♪




「じゃあそっちのグラスを直樹んとこに持ってってあげてね!」



「は〜い!」




「あっ!千佳ちゃん!

直樹のシェーカー振る姿見たら…惚れるかもよ!」



ニヤって笑う柴崎さんをキッチンに残して、カウンターへ向かった。
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