ファンファーレに想いを乗せて
「勝手に好きでいるだけのことに、あんたの許可はいらないと思うけど?違う?」
その言葉に、唇を噛んで悔しそうに、黙ったままこちらを睨んだ彼女に、授業始まるから。とだけ言い、屋上を後にした。
彼女に言ったことは、後悔していない。
これが、今、私が思っている全てのこと。
きっと、彼女は、今まで以上に加藤と一緒にいる姿を私に見せるんだろう。
それでも、私は……
この想いは、きっと、変わらないだろう。