ファンファーレに想いを乗せて

いったい、何だったんだろう。
よく分からない。


彼女は、私に何が言いたかったんだろう。
本当にただ純粋に彼への気持ちを聞いてほしかっただけなんだろうか。

それとも、遠回しに、自分が彼を好きだから遠慮してください。って告げたんだろうか。


よく分からない。


「なんか、疲れた」




彼女の“相談”は、この日だけでは終わらなかった。


そうして、彼女の“相談”が、私と彼の関係を確実に狂わしていった。


< 80 / 224 >

この作品をシェア

pagetop