俺の彼女。

飲み物でも買おうと
ベンチにおろしていた腰を
上げようとしたとき



「遅れちゃった!」



聞き慣れた声とともに

俺の背中は
温もりに包まれた。



華奢なくせに暖かい
愛しい温もり。
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