意地悪な上司にイケナイ恋心。
私は抵抗したけど、部長に押し切られてしまった。



余計に熱を上げるじゃないかと思ったけど。



翌日には熱が下がっていた。



函館のホテルにバスで移動。
私は一人でホテルの部屋で養生していた。




森本先輩たちと函館観光したかったなあ~



東京に強制送還はされず済んだけど…
北海道に来て…何処にも行けないなんて悲しい。



トントンと扉のノックする音が聞こえて来る。



薄っすらと瞳に溜めた涙を拭い、私は身体を起こした。



「俺だ…開けろ!奈央」



ぶ、部長!!!?







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