意地悪な上司にイケナイ恋心。
奈央も身体を起こした。



「私こそ…余計なコト言ってゴメンなさい…」



「お前は悪くない…悪いのは俺だ・・・すまない…今日の所は帰ってくれ。奈央」



「わかりました・・・」



奈央もベットから降りて、病室を慌てて出て行った。




俺は肩を落として、乱れたシーツを掴む。




俺は自分を嘲笑う。
仕事でも…人の正しい意見を真っ向から否定して…貶めていく。
俺は『狂犬』じゃない『負け犬』なんだ・・・



唯、相馬一族と言うだけで出世を約束されているだけ。


俺には何もないーーー・・・・


















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