意地悪な上司にイケナイ恋心。
駅前で栗原さんと待ち合わせをして、居酒屋に入った。



「部長…ゲンキですか?」


「ゲンキですよ…。連絡取ってないんですか?」


「……はい…まあ」


「・・・付き合っているんでしょ?」



「私たちは…その・・・」



セフレの関係とは栗原さんには言えなかった。



「・・・」



オーダーの生中が来たので…とりあえずカンパイ。



「見舞いの時、お兄さんの話をしたとたん…部長の態度がおかしくなって」



「・・・スーパーエリートですからね~。部長のお兄さんは…俺は京大医学部卒で、部長のお兄さんとは同じ偏差値80です。でも、俺はこの通りハケン…。学歴があっても…全く役に立っていません…」
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