意地悪な上司にイケナイ恋心。
「…苦しいです…部長」



「……すまない」



俺は我に返って、栗原のネクタイから手を離した。




俺は奈央のコトになると、どうしても見境がつかなくなる。


「・・・後で部長のPCに送信して…俺のは削除します。安心して下さい…」



「…分かった…」



「でも唯、見てるだけで…危害は加えられていない。小畑さん…警察にも相談したらしいですが…まともに取り合ってくれなかったようです」




「俺たちでどうにかするしかないのか・・・」



「…とりあえず…部長が小畑さんのボディガードになってください」
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