意地悪な上司にイケナイ恋心。
「耶刃…私…ずっとあなたに謝ろうと思ってた…ゴメンなさい…」



「!?」



奈央はまた…俺に謝って来た。



「どうして…謝る?」



「お兄さんのコトで私…余計なコト言ったから…」



「・・・別に過ぎた話だ…」



「・・・」



「俺にはお前はキレイ過ぎてもったいない…」



奈央は顔を上げて、俺と目線を合わせた。



「耶刃あなたも…同じコトを言うの??」



奈央の瞳はだんだん悲しげに曇っていく。



「俺は意地悪だし…本当の俺を知れば…お前は…お前は外見もキレイだし、心もキレイな女だ…」


「そんなコトはないわ…私だって意地悪な女です…」
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