意地悪な上司にイケナイ恋心。
「弱くても…こうして私をストーカーから守ってくれようとしている。私にはヘタレな男には見えない…頼りになる男性です」



「…奈央…」



「それに仕事にもおいても耶刃は人一倍…努力してる。相馬家の一族だけで…出世出来たとは私は思ってない」




「・・・」



今まで…俺を頼りにしてくれた人間なんていただろうか?
褒めてくれた人間なんていただろうか?



いつも兄貴の影に隠れて…母にすら一度も褒められたコトがなかった。



「また私…余計なコトを…」



「・・・俺はあまり…人に頼られたり、褒められりしたコトがない。どう言えばいいのか分からないだけだ」



「耶刃…!?」



< 156 / 281 >

この作品をシェア

pagetop