意地悪な上司にイケナイ恋心。
母も私の顔を引き合いに出して、私を勘当した。




あの夜のコトは何もなかったように私に話しかける継父。



私は何も返せなかった。



「小畑…」



隣に座る耶刃が私の名前を呼ぶ。



「すいません…部長…。私…外で待っています…」



「・・・」



私は失礼だと思いながらも…応接室を出てしまった。
まさか…継父の会社だったなんて・・・



オフィスの出て廊下を歩き、誰もいない非常口で突き進む。
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