意地悪な上司にイケナイ恋心。
ほんの数分でも、継父と同じ部屋に居たと思うと…息が苦しく、胸が張り裂けそうになった。




私は非常口の扉に両手を付いて、そのまましゃがみ込む。




継父とってはもう過ぎた話なのかもしれない…



だけど…私にとっては…まだ…昨日のような出来事。



打ち合わせは1時間程で終了した。



私と耶刃はビルの前で待ち合わせ。



「…申し訳有りません。部長」



仕事に私情を挟むなんて秘書失格だ。




「…お前のキモチは分かってる…。俺はお前の全てを知ってると言っただろ?」








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