意地悪な上司にイケナイ恋心。
顔を傷つけて、リストカットしようとした私の右手を誰かが掴んだ。



「何をしているんですか!!?小畑さん」



「栗原…さん!?」


栗原さんは血相を変えて…飛び込んで来て…右手に持っていた剃刀を取り上げた。




「こんなに顔…傷つけて…」



栗原さんは私をリビングを連れ出し…ソファーに座らせて…テレビのそばに置いていた救急箱を持って来た。



「無断で会社を休まない…小畑さんが休むから…早退して様子を見に来ました…。インターホンを何度押しても…応答ないし…ピッキングして中に入らせてもらいました」



「・・・私のコトなんて放っておいて」



「…そうはいきません」
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