意地悪な上司にイケナイ恋心。
「…耶刃があんなコトになったのは私のせいなの」


「・・・」



「それに耶刃とはもう一緒に居られない…」



栗原さんは黙って私の言葉に耳を傾けて、顔の傷の手当をしてくれた。



「部長とのコトは仕方ないですね…。でも部長があんなコトになったのは小畑さんのせいじゃない」



「…私が佐藤さんを狂わせたのよ…」



「小畑さんが魔性の女だから?」



「私…自分ではそんな風には思ったコトない…」



「単に…小畑さんは男運悪いだけ…」



男運が悪いだけって・・・



「そんな一言では片付けないで…栗原さん」


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