意地悪な上司にイケナイ恋心。
栗原さんと二人でクリスマスイブを祝う。



「「カンパイ!!」」



決して高級ではないけど…
私の翳った心に明るい光を点した。



「……栗原さんは…彼女居ないの?」


「・・・いない…」


「そっか~」


「どんなに顔が良くても…貧乏性の男は女にはモテない」



「貧乏性じゃなくてエコなのよ!私たちは…」


「エコ?小畑さん…面白いコト言うね…」



栗原さんは照り焼きチキンを箸で口に運ぶ。


「目が痛い…」


「どうしたの?」


「コンタクト外して来る…」






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