意地悪な上司にイケナイ恋心。
耶刃は私を常務室に連れ込んだ。



「キャリアを積むなら…別の会社でしろってんだ…。奈央に未練あるのか…栗原は…」



耶刃は一人でイラつき呟きながら、煙草を吸い始める。



「社内は禁煙ですよ。煙草を吸うなら喫煙室でお願いします。常務」



「…小畑が黙っていればバレない…」



耶刃は煙草を咥えながら、椅子に腰を下ろす。



「お前…栗原に無理矢理キスされたのか?それとも…お前も望んだのか?」



耶刃の瞳は嫉妬深げに私を見つめていた。



「・・・」
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