意地悪な上司にイケナイ恋心。
「本当は…今でも…お前がスキだ…俺の女になれ」



耶刃が素直に私に自分のキモチを伝えて来た。



誤魔化すコトなく…
ハッキリとーーー・・・




「今でも…スキなのか?栗原のコト」



「…別に・・・」



洋貴は…耶刃みたいにお金はなかった。でも、彼は彼なりに金を遣わずとも私を楽しませてくれる人だった。



同じ境遇だから価値観も同じ。


共通する部分はたくさんあった。



だけど、洋貴には私にないモノがあった。



それは野心ーーー・・・


< 228 / 281 >

この作品をシェア

pagetop