意地悪な上司にイケナイ恋心。
伏目がちな耶刃の瞳には睫毛が深く影を落とす。


表情は自嘲的になった。




「私だって…耶刃と付き合える資格なんてない。酷い女だもん」




私は耶刃の自嘲的なキモチを和らげようと必死に言葉を探して紡ぐ。




「お互い様かな・・・」



「うん」



私はコクリと首を縦に振り、頷く。



ディナーの後は階下のスイートルームに二人で消えた。



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