意地悪な上司にイケナイ恋心。

~耶刃side~

2年ぶりに俺の元に奈央が戻って来た。



喜ばしいコトだけど。



奈央の背後に栗原の影を見た・・・



ヤツは俺のようにセレブじゃねぇけど。
俺にはない兄貴と同じ優れた頭脳がある。



仕事だってヤツに任されたら俺よりも絶対に完璧にこなすだろう。



俺は栗原に奈央を奪われて、兄貴と同じ劣等感を抱いていた。



「どうしたの?耶刃」



行為の後、俺は奈央を自分の腕の中に抱き締める。



変ってしまった奈央を少し寂しく思いながらも…愛しく耳朶を甘噛みして、頬にキス。








< 232 / 281 >

この作品をシェア

pagetop