意地悪な上司にイケナイ恋心。
昨日のスーツのまま二人で出勤。



最上階の役員フロアまで一緒に歩いた。



「おはようございます…相馬常務に小畑さん」


目の前にタイミングよく栗原が姿を現す。


「おはよう~栗原君」


思いっきり俺は邪悪な笑みを挨拶に添えた。



「二人揃って昨日と同じスーツで出勤とは…キスマークまで付けて…俺に対する見せつけですか?」



「そうだ!」


「飼い犬に噛まれた男が…」
栗原は俺を蔑むように見つめ、呟く。


「うるせぇ!!」


「常務!!?」



俺と栗原の間に奈央は仲介に入る。



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