意地悪な上司にイケナイ恋心。
社内の噂では秘書課の女性は社長好みの美女たちで固められているとか。



「お前だって見劣りかはしないはずだ…」




「・・・私はこの顔が嫌いなんです!」


「!!?」



部長は切れ長の瞳をキョトンさせて私を見つめる。



この顔で…2回フラれ、その上、母に誤解されて家族まで失った私。



「…私のコトはほっておいて下さい!!」




私はグラスの中に残っていたマッハッタンを飲み干して椅子を立ち上がった。




「お先に、失礼します…」
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