意地悪な上司にイケナイ恋心。
「奈美から聞きました?」


小声で沢木部長に問いかける。


「…やっぱり・・・奈美は君の妹か…。でも顔は似てないね…」


「え、あ…はい…私は父親似で妹は母親似ですから~」


「そっか~」


沢木部長も端正な顔立ちのイケメン。


間近に顔を合わせて、思わず心臓の鼓動が跳ね上がる。



「私はこれで…」



私は慌てて、廊下にへと出て行く。



「小畑君!!」



私を追い駆けて来る沢木部長。


「書類落としたよ!!」


「え、あ・・・」
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