意地悪な上司にイケナイ恋心。
「ダメだったのか?」



「うん…」



夜空からはポツポツと雨が降ってきた。



「俺は全て分かってるし…沢木は受付の梶村とお前の妹を天秤に掛けていた男だ…。別れて正解だ…。いつかお前の妹も分かる日が来る…」



「・・・」



アスファルトと私たちを雨粒が濡らす。



「でも私の顔が…自分の全てが大嫌い!!好きになれない…」



私の存在自体が…皆をーーー・・・




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