意地悪な上司にイケナイ恋心。
「奈央自身が…自分の全てを嫌っていても…俺はお前の全てがダイスキだ…愛しさを感じる・・・」



「耶刃…!!?」



雨足が少しずつ…強くなり…アスファルトと私たちの全てを濡らしていく。



「でも…私は家族を…」



「・・・お前にとって誰がいちばん必要だ?」



「えっ!?」



「俺はいちばん必要としているのは奈央お前だ…」



耶刃は私を強く抱き締めた。
私は彼に身を預ける。




私がいちばん必要としているのは…耶刃…





< 260 / 281 >

この作品をシェア

pagetop