意地悪な上司にイケナイ恋心。
「小畑」


部長の低音ヴォイスが私を呼び捨てる。



「わ、私も失礼します!!」


営業課の女子社員たちが近くのテーブルで食べていたし、



私はお弁当を半分残して、椅子を立った。



「まだお弁当…残っていた気がするが・・・」



「いえ、あ…食欲なくて…ともかく失礼します…」


「・・・」



私は部長から逃げるように食堂を出た。




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