意地悪な上司にイケナイ恋心。
仙台駅の牛タン弁当。



それが食べたくて、まずは『駅弁フェア』の催事場にカゴを持って走った。



「!?」



牛タン弁当は残り後一つだった!!?



私は慌てて、手を伸ばす。



目の前に居た長身の男性も手を伸ばした。



指先が触れ合う。
徐に私は顔を上げた。



「そ、相馬部長!!?」


「んっ?その声は・・・小畑???」


二人して同じ弁当に手を伸ばしていた。


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