意地悪な上司にイケナイ恋心。
私は慌てて、手を引っ込めた。



牛タン弁当を手にする相馬部長。



「ほら…やるよ」


相馬部長は私のカゴに牛タン弁当を放り込んだ。




「しかし…」



「俺は…釧路駅の海鮮釜飯にでもいい…」



「ありがとうございます…」



こんなスーパーで部長に会うなんて…



細身の色褪せたヴィンデージっぽいGパンに、白のシャツ、麻のジャケットとラフなカッコの部長。



カッコイイーーー・・・



イケメンは何を着ても似合う。

改めてそう思った。

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