意地悪な上司にイケナイ恋心。
心の中で叫んだけど…



遅かった・・・



「小畑…もしかしてお前…すっぴんか?」



「返して下さい!!」



私は部長に奪われた帽子を奪い返した。



そして…部長の脇を通り過ぎて逃げるようにレジに向かう。



スキな人に自分のあられもない姿を見られてしまった。


ヌードを見せたくらい恥かしい。



その気恥ずかしさから瞳に涙も潤み始める。



部長から譲ってもらった牛タン弁当だけを買ってスーパーの外に出てしまった。
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