君だけを愛している…
突然、何かに引っ張られ たと思ったら抵抗する間もなくルイスの胸の中に閉じ込められてしまった
「ルッ、ルイス!」
「なんだ」
彼を見ると意地悪い顔で私を見つめていた
「そ、それはこっちのセリフッ!!!
いきなり……」
「いいだろ
そのつもりで風呂に入ったんだと思ったが」
「ちがっ…!!!」
いやらしく笑いながらルイスは私の頬に手をやった
「それにここは俺の部屋だ
一緒に眠るのは普通だろう…」
「………」
ルイスの指先が私の唇に触れまるで何も喋るなと言っているようで反論できなくなった
「俺はもう寝る」
満足したのかそのまま目を閉じて長い睫毛が影をつくっている
……本当に寝てしまった みたいだ。私を抱きしめながら…
私は抱き枕じゃないと反抗する反面嬉しかったのもあった…
今、彼の…私の好きな人の傍にいるのは自分だと
そして、私も眠ってしまった…