君だけを愛している…
―――――――
瞬きした次には違う風景が広がっていた
今度はどこかの村だった…
ある所で人が何かに集っていた
見てみると中心にさっきの頃より成長したルイスがいた
ルイスはこの村の者に
責められていた
「この村から出ていけ!!!」
「お前のような化けもんが来る所じゃねぇ!」
「その子の命を返せ!」
ルイスは小さな女の子
を抱えていた
その子はもうぐったりとしていて顔は蒼白だったが…
「お前が殺したんだ」
―違う…
ルイスと女の子はびしょ濡れだった
きっと、横に流れる川で 溺れていた女の子をルイスが助けようとしただけなのだろう…
しかし、ルイスは反論せず女の子を静かに地面に寝かせ
村の人達に言った…
「愚かな人間達だ…」
とても悲しそうに呟いていた
それを聞いた村人はルイスに向かって石を投げていた
それを避けることをしないルイスの顔に…体に傷をつくっていく
―やめて…
ルイスを傷つけないで!
私は必死に叫んでいるのに彼等に届かない
――ヤメテ!!!!!!