君だけを愛している…
段々と城から離れていたが、気にせずに歩く事
数十分――――
私の目の前に小さな小屋 が建っているのがみえた
それは夢の中に出てきた小屋そのものだった…
「…………。」
恐る恐る小屋に近づき
―ガチャ
小屋の中に入ってみると
埃や蜘蛛の巣がはっていたがテーブルや椅子、本棚やタンスが置いてあり、以前ルイスがこの小屋を使っていた事がわかった
キョロキョロと周りを見ていたら…
「――――??」
私はテーブルの上に置かれていた一冊の本に気づいた
大分埃をかぶっていてそれらを払い中を開けてみた
だが、私には全く意味が分からない…
「………持って帰ろう」
あまり、ここに長居して しまうと城の皆に心配をかけてしまう…
私は足早に城へと来た道を戻っていった
――――――
幸運にも誰とも会わずに部屋に戻る事ができた
…どうしよう
本の中は多分ルイスが幼い頃に書いたであろう日記なのだが字が読めない
しかし、気になる……
「うーん…………」
一人唸っていると部屋にノックをする音が聞こえ扉が開いた
「春奈様」
「あっ、シェリー」