君だけを愛している…
「弱虫だな…初めは強い人間だと思っていたのにな」
「弱虫は…きっ、らい?」
「いや、むしろ大好きだ」
「うっ~」
ルイスは私を宝物のように大事に抱き寄せ頭を撫でてくれた…
ルイスは私が落ち着くまでずっと傍にいてくれていた
「…ルイス」
「落ち着いたか?」
「うん」
「そうか…」
私達は恥ずかしながらも 見つめ合っていると…
扉の向こうで数十人が
泣く声が聞こえた
「「――?」」
二人で顔を見合わせ扉を開け、見てみたら
カイさん、シェリー、他の使用人さん達が揃いにそろって号泣していた
「「「おめ゛でどうございま゛ず…」」」
皆が泣いているのをみて 驚いたけど私達の事を心から祝福してくれていてとても嬉しかった…
私とルイスは自然と笑顔になりつられて皆が笑顔になった…
―…私はこの日の思い出を一生忘れない為に心に刻み込んだ…