君だけを愛している…
二人は暫くバルコニーに いたが、ルイスに手をひかれたのでその場を離れた
――次はどこに行くんだろう…??
「春奈、会わしたい人物がいる」
「ん?」
「心の準備をしておけ」
「???」
私はルイスに手をひかれるがままついていき、
シェリー達にまた着替えさせられてしまった
…純白のドレスに
「こっちに来てくれ」
「うん…」
――――――
連れて来られた所は綺麗な海が目の前に広がる浜辺だった…
「キレイ…」
延々と広がる景色に見惚れていたら
「「…春奈!!」」
名前を呼ばれ振り返るとそこに…―
「お父さん、お母さん! ――…どうして」
「俺が頼んだんだ。
あの天使に…」
ビックリし過ぎて開いた口がふさがらない私にルイスは得意気に笑っていた
「…ありがとう!!」
嬉しくてルイスに抱きついた
「ほら、今日だけだ…
両親の元に行ってこい」
「ルイスも行こっ!!」
私は無理矢理ルイスを引っ張り、走りだした…
途中、何度も砂浜に足をとられたが気にする事なく久しぶりに会う両親の元へ手をしっかり握り締めて