君だけを愛している…
「春奈と会えなくて俺は気が狂いそうだった…
春奈…お前は平気だったのか?」
「そんな筈ないわ…
寂しかった」
私は言っていて恥ずかしくなりルイスの胸に顔を埋めた
「悪かったな…
でも大分落ち着いたんだ」
「そうなの!?」
勢いよく顔を上げるとルイスが満足そうに微笑んでいた
「ああ…
それで、今度馬上槍試合という名の祭りが行われるのだがそれに俺達も出席する事になった…」
「馬上槍試合?」
「ああ」
「ルイスも試合に出るの?」
「当然だ、優勝者には妃からのキスが贈られるからな!」
なッ!?…どういう事!!!
「誰が決めたの!?」
「初代からずっとこの
決まりだ」
「もしルイスが負けたら…」
「誰に向かって言っている…
この俺が負ける訳ないだろ」
「「………………」」
「…なんだ」
「とりあえず頑張ってね………!」
「フッ、任せておけ」
(どんだけ俺様なのよ)
(春奈様、御愁傷様です)
(………………。)