君だけを愛している…
「中々、腕のいい亜人だな…
どうだ、私の騎士にならないか?」
ルイスがそう言うとまた観客達は歓声を叫んでいた
亜人は膝をつき
「有り難き幸せ…」
そう言っていた
亜人はルイスの騎士に任命されのだった
ルイスが私の所に戻ってきて流れた汗を拭きつつ
「お疲れさま」
労いの言葉を口にした
「ああ、春奈…褒美のキスを」
「…………~っ」
戻ってきて直ぐにその事を言われためらうが…
―チュッ
私は一瞬だけルイスに
キスをした
会場は盛り上がり皆楽しんでいたようだった…
「今のじゃ物足りない…」
1人、不満げな者がいたのだが…
「我が儘言わないの!」
「夜の分に置いておくと 言うことか?」
怪しく笑いながらルイスは言った
「なっ………ッ!?」
「楽しみだな…」
ルイスはいつにもなく
上機嫌であった…
―――――――
祭りは終わり、私達は城へと戻った…
部屋で普段着のドレスに 着替え、私は読書していた
「春奈、」
「ん?」
「今日は二人で食事を
しないか?」
「…うん!」
今まで、ルイスが忙しかった為二人で食事なんて した事がなかった