君だけを愛している…
「…そうだったわね!
ひき止めてごめんなさいお仕事頑張ってね!!」
私はひきつる顔をなんとか笑顔に戻した
「「「はいっ!」」」
―なにかの間違い?
あれはただの夢なの?
あの刺青は私が出会った男の子と同じ物だったのに…
もし、彼が本当にルイスに復讐するつもりなら確かに彼の騎士の方がしやすいのかもしれない
この事をルイスに言った方が…
どうやって……―
彼が貴方に復讐するかもしれないのだと…?
でも、もし違う人だったら…?
「ハァ…」
「どうされましたか?」
―…!?
「…カイさん」
「悩み事ですか?
ルイス様の事で」
笑顔を向けるカイさんは書類のような物を手に持ち今からルイスの元へ行く所だということが見受けられる
一瞬戸惑うが…
カイさんになら話せるかも…
そう、思い………
「あの、少し話を聞いてもらってもいいですか?」