君だけを愛している…
私はあの男に身体中の血を吸われ死んでいくのだろうか
それともここから追い出され魔獣に喰われ
見るも無残な姿で死ぬんだろうか…
私の居場所はどこにあるの?
誰か教えてよ…
苦しいよ…――――
私はフカフカのベッドに 身を預け、再び眠りについた――…
――――――――
…ハルちゃん
…__ちゃん
お父さんとお母さんが楽しそうに笑い合っていた
側には、まだ幼い自分と 大好きだったあの人が
遊んでいる姿があった
これは過去の記憶、
私が今までで幸せだった 記憶―――――
ずっと戻りたかった光景
…しかし、永遠に戻る事 は出来なくなってしまった………
私は虚しくて、悲しくて 涙が出ていた
ずっと溜め込んでいた
想いをだしていた
どうして死ねないの?
わかってる…
死ぬ勇気も
生きる勇気も
ないからなんだ…
私は暗闇のなかで1人、泣いた…