君だけを愛している…
―再会―
気づくと私は暗闇をさ迷っていた
「―ッ!」
いきなり頭痛がした…
そして、1つの映像が頭の中に流れ込んできた
――――――
「ロストッ!」
「あっ!ミィちゃん」
村の広場だろうか
一人の少年に駆け寄る少女の姿が見えた
「なにシケた顔してんの」
「うぅ…ヒドイ」
「冗談に決まってるでしょ!
ほら、今日は何して遊ぶ??」
「え~とねぇ…」
楽しそうに遊んでいるようで無邪気に笑っている
本当に仲がいい親友のようだ
二人の瞳には光がうつり汚れを知らない純粋なものだった
しかし、場面は変わり…
さっきの男の子が蒼白い顔をして眠っている女の子を抱えていた
大粒の涙を流しながら…憎しみのこもった瞳を宿して
―――――――
そこで頭の中に流れ込んでいた映像が止まり
そして、暗闇から光が
射し込み私を包んだ…