君だけを愛している…



「他の神は助けなかったの??」


「他の神達は人間界を創る事に反対だったのです…

ですから彼女は1人で苦労し亡くなってしまいました

他の神は哀れんだけれど 残った人間を助けようとはしなかった」







「…彼女は何を望んで自分の事を犠牲にしたんでしょうかね……」


シェリーは遠くを見つめながら呟いていた



「 ただ守りたかっただけじゃないのかな…」



「守る? 何をですか?」


「 人間の幸せを 」


「…………。」



「 確かに力もない、知識もない、弱い生き物かもしれない…

それでも、人間の幸せそうな笑顔や純粋な心を守りたかっただけなのかも

それが彼女が女神として 産まれた意味…」




「まぁ私は神やその
女神でさえ憎んでいるけれど……」




人間界を創った女神が
いなければ


私なんかが産まれなくて…違う幸せな未来が待っていた人物が沢山いたかもしれないんだ…




「春奈様……」










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