君だけを愛している…
―嫌い
――キライ
―――ルイスなんて
いい人だと思っていた
自分が信じられない
私は悔しくて、悔しくて唇を強く、強く噛んだ…
そして私は、
その場にいるのも嫌で
無我夢中で走っていた…
―――――――――
はぁ、はぁ………
気がついたら城の庭に
来ていた
そこには、綺麗な噴水に 色とりどりの薔薇が咲いていた…
丁度ベンチがあったので 私はそこに腰かける…
私は今酷い顔になって
いるだろう
髪は走ったせいで
グシャグシャ、
メイクをしていた顔も唇を噛んだせいで血が出て、汚れ…
ドレスもだらしなく
乱れ…
今までで1番醜い
最低な自分だった…
心もグチャグチャだ…
―何がしたいんだろう
あんなむきになっても
しょうがないのに
―消えたい…
そう思っているのに
存在を示したい自分がいるんだ…
なんて卑怯なんだ…