君だけを愛している…









そして、その横には  警察官が担架を運んでいる姿があった


その担架からは人間とは 思えない程白くなり大量の血がついた手がぶら下がっていた




「ッ!…」







それをみた瞬間



――私だと断言できた







なぜならぶら下がった手に

大好きなおじいちゃんとある人から貰ったネックレスがその白い腕にまかれていたんだから…


決して見間違える訳ない

例え、血で汚れていても 命の次に大切だった





魔界に来た時私の腕になかったのはこの為だったのか……




―――カシャン


その腕からネックレスが 落ちた



まるでこの世から見放された私のようだった……


地面に落ちたネックレス を拾い、握り締めた


ギュッと目をつぶり
おじいちゃんと__の 笑顔を思い浮かべていた……


――――――



暫くして目を開けると
さっきまでいた公園では なかった…











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