君だけを愛している…
―――――――
ある夏の日…
私と夏奈姉ちゃんは
家の庭で遊んでいた
夏奈姉ちゃんは私より
3つ年上の姉だった
当事5才の私と
8才の夏奈姉ちゃん
夏奈姉ちゃんは誰からも愛されていて
明るくてカワイイ夏奈姉ちゃんは同級生、皆の憧れの存在だった
そんな夏奈姉ちゃんの
妹で誇らしかった
それと同時に
親戚や周りの人に
比べられるのがとても
……嫌だった
だからと言って夏奈姉ちゃんがキライな訳では
なかった
むしろ大好きだった…
「ねぇ、春奈…
おじいちゃんとこ行こ!」
「えっ…お母さんは
庭で遊んでなさいって」
「大丈夫だよ!
だって家近いし、すぐ帰ってくれば問題ないよ!」
「……うん!」