君だけを愛している…
小さなビーズで作られた ネックレスだった…
「それね、おじいちゃんと夏奈が一緒に作った
ネックレスなの!
つけてくれる??」
「うん!ありがとう」
おじいちゃんに渡されたネックレスを早速自分の首につけ鏡の前に立った
鏡に映ったネックレスを つけた自分は大人になったようでとても嬉しかった
「わぁー、似合ってるよ!!!」
「よく似合ってるよ!
ハルちゃん」
「えっへへ」
そうやって3人で
笑いあってると……
「…おじいさん、喜多さんからお電話ですよ」
「わかった!今行く」
おじいちゃんは立ち上がり、部屋から出ていった
それと入れ替わるように 祖母が入ってきた…
「夏奈ちゃん、リビングにお菓子置いてあるから 食べといで」
優しく夏奈姉ちゃんに
言った
「うん!…春奈、行こ!」
「うン「ハルちゃんは
おばあちゃんと話しが
あるから後から行くよ」
「わかった!先行ってるね」
――――…
二人っきりになり…
「…春奈、はっきりと
言うけど、どうしてお前が産まれたんだろうね……」
態度がガラリと変わり
祖母は冷たく私に言葉をかける