君だけを愛している…
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呪いかけてあげる…
お父さんとお母さんは
死ぬまでお互いを愛し、
世界で一番の
幸せ者になって…
皆が羨むような夫婦になってね
そして、おばあちゃんと おじいちゃんになっても 愛し、愛され…
二人で手を繋ぎながら
天国に行くんだよ…
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彼女はぎこちないながらも、私に笑顔を向け
暗闇の中に去っていった
今の彼女なら、凍てついた魔界の王の心も
あの温かさで溶かして
あげられるだろう…
その時、彼マルクはそう確信した…