君だけを愛している…
それからまた、綺麗な
ドレスに着替え、朝食を食べた後
シェリーは他の仕事が
あるからと部屋をでていった、
何度も私に謝りながら…
シェリーは本当にかわいらしい… 実際は私より歳上なのだろうが……
クリックリの丸い瞳に
小さな鼻と唇、色素の薄い髪は人形のようだ……
なんて考えつつ、
私は血で汚れてしまった ネックレスを大事に大事に洗い綺麗にし、
私の腕に巻き付けた
あの頃のように私の腕でネックレスは輝いている
しばらくネックレスを
眺めていたが
昨日シェリーがこの城には図書室があると言っていた事を思い出し、私は行ってみることにした
―――…
「…すごぃ………」
私は図書室のスケールを こえている本の数に圧倒されていた…
私は小学生の頃から本を読む事が好きになった…
その時、部屋いっぱいに本があればいい――
だなんて夢みていたが
……本当にあったなんて