君だけを愛している…






それからまた、綺麗な
ドレスに着替え、朝食を食べた後


シェリーは他の仕事が
あるからと部屋をでていった、

何度も私に謝りながら…






シェリーは本当にかわいらしい… 実際は私より歳上なのだろうが……






クリックリの丸い瞳に
小さな鼻と唇、色素の薄い髪は人形のようだ……




なんて考えつつ、



私は血で汚れてしまった ネックレスを大事に大事に洗い綺麗にし、
私の腕に巻き付けた





あの頃のように私の腕でネックレスは輝いている







しばらくネックレスを
眺めていたが





昨日シェリーがこの城には図書室があると言っていた事を思い出し、私は行ってみることにした









―――…


「…すごぃ………」


私は図書室のスケールを こえている本の数に圧倒されていた…







私は小学生の頃から本を読む事が好きになった…



その時、部屋いっぱいに本があればいい――
だなんて夢みていたが


……本当にあったなんて











< 57 / 181 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop