君だけを愛している…
―――――――――
ハルちゃん…
春奈…
貴女も天国で幸せに
なりなさい……
―――――――――
…ごめん、私幸せに
なれないかも
私は日がおちるまで
1人で静かに泣いた…
――――――――
春奈がでて行った後、山積みになった書類をカイと一緒に片付けていた…
しかし、何故か春奈の事ばかりが頭に残った…
俺に花嫁になれと言われた女達は魔族も人間も
関係なく、頬を紅くそめ
難なく受け入れていたのに、アイツは…
いきなり拒否したり、受け入れても悲しそうな顔をした…
俺はカイに集中ができないと一言伝え…
いつもの、お気に入りの場所へ向かった
すると… 庭で誰かが静かに泣いている音がした
その場所を影から覗いてみると噴水の所に座り
泣いている
春奈の姿があった