君だけを愛している…
時間がすぎ外はもう日が暮れ、真っ暗だった
このまま暗闇に呑み込まれればいいのにと考えていたら突然…
鍵をかけておいた扉がゆっくりと開く音がした
足音が段々私に近づいてきて私を抱き締めた…
「………だれ」
「春奈…」
その声でルイスだということがわかった
「部屋に戻るぞ
身体が冷えきっている」
ルイスは優しく私を抱き上げ部屋に戻った…
私はルイスの腕の中が暖かくて冷たい不思議な温度に安心していつの間にか眠っていた
――――――――
…
書斎で仕事をしていたが いつまでたっても俺の部屋に春奈が帰ってこない事を感じとり
春奈へ意識を集中すると 図書室にいる事がわかった
その扉の前にはシェリーがいるのもわかった…
俺は立ち上がり、図書室に向かった
カイに呼び止められたが 無視した
―――――
「ルイス様っっ!」
―バタンッ
「はぁ~
自分で仕事増やしときながら放棄するって…」
(世話のやけるお姫様と王子様だなぁ)