君だけを愛している…






 自分がしている事はシェリーを傷つけているのはわかっている

私を元気づけているのも ……


会った事のない使用人さん達も頑張ってくれているのもわかる


でも私はその行動さえも 仕組まれているのではと 疑ってしまう…







私は何の為に生きているのかわからなくなった








―ガチャ


部屋に入ってきたのは
ルイスだった



「春奈、」


私は無言のままルイスを みるとルイスは悲しそうに私を見つめていた



「…人間なんかに魔王が 同情するの」


「そんなんではない…
今日は話があって来た






お前には私の花嫁に
なってもらう


例えそれが神に仕組まれた事だろうとそうしなければ人間界は… 滅ぶ」



「滅ぶ…?何故???」


「初代魔王はエレン姫を 愛していた、

そしてエレン姫も同じように初代魔王を愛した

二人は幸せだった
でも長くは続かなかった…」





「人間界にいけなかった 人間が幸せそうな二人をみていたら憎しみがうまれた


そしてその人間が城に
忍び込みエレン姫を

殺した…



その当事、警備が弱く
人間でも簡単にはいれた んだ… だから殺せた



初代魔王は怒り狂い人間がいた村を燃やした…


それでも怒りが収まらない魔王は初代魔王の血を濃く受け継ぐ子が産まれし時


エレン姫の生まれ変わりと再び会わせ結婚させる

もししなかった場合
血を濃く受け継ぐ者…



俺が人間界を滅ぼす


俺は俺でいれなくなる…つまり初代魔王の代わりとなるという事だ」







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