君だけを愛している…
「――…ッ!!!」
思わず笑った私にシェリーはビックリしたような照れたような顔をしていた
「?どうしたの」
「あまりにも笑顔が素敵で…」
「そんな事ないわ…シェリーの笑顔の方が素敵で眩しいわ!!」
「有り難きお言葉…胸に刻んでおきますわ」
「大袈裟な…」
「ささっ、シェフの作ったケーキでも召し上がりましょう!!」
「そうね」
――――――
私達は笑いあいながらお茶をした
シェフの作ってくれたケーキは凄く美味しくて感動した
…皆、暖かな笑顔で…それを見ているだけでも心があったかくなる
今まで知らなかった感情だった。
とても楽しくて時間が過ぎるのもわすれてしまう位に…
私は初めて、魔界に来て良かったと
想ったのだった…